印刷時の用紙設定は実際どう変化があるかという実験をしてみました。
「ワンちゃん紙」 と 「ケント紙」 、CANONの代替インク使用と環境は偏っていてキャプチャでも画質劣化があり
正確な内容としては伝えられませんが、設定での違いが出るという参考になれば幸いです。
【 ワンちゃん紙 に印刷した編 】 (用紙パッケージにはマット紙と表記されています)
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ミク画像は見比べた(洒落?)場合は若干「マット」が良さげですが、解像度的な大差はありませんでした。
上質紙になる程、白さの補正の為かくすんだ色合いです。千早画像では羽と星と背景との色関係が前進、後退色と
なり、それが影響するようです。「スーパー」 や 「マット」では羽の輪郭が抜けすぎて見えます。
これを大きく色補正しようとするとミクと千早の顔色がおかしくなるでしょう。
私の環境ではワンちゃん紙の設定は 「普通紙」 で色補正という事となりました。
(画像の大きさはミクで2㎝角程度。設定、補正数値はあくまで一例として。)
マッチング設定はデフォルトの 「自動」 ですが 「グラフィック」 にすると色が少しツブレました (ミクの髪付近参照)。
「自動」 のままが良かったです。
(「インクジェット」は「スーパー」と同等、「はがき」は「普通」を荒した印象でした。)
【 ケント紙 に印刷した編 】
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こちらも似た結果で 「普通紙」 設定が良いようです。製図にも用いるとは言え 「ワンちゃん紙」 よりも荒いので
画質はもともと期待できないと考えていいかも。
結論。想像だけどジェットの一発の吐出量は一定だろうから、変化するのは吐出カラーパターン、主に紙の白さに
対するカラーバランスではないか?シビアに設定しなくても何とかなってるけれど、いろんな用紙が出回っているので
プリンタ設定内の用紙名称では賄えない。実際、上記の様な差も出てるので暇?な人は各自で更に最適な設定を
割出してみても良いかなと思います。(本気ですればモニターからキャリブレーションしていかなければなりませんが。)
また、純正インクを使用されていれば色補正は必要無いかも?
千早の羽画像みたいなチェック用画像があると良いですが。
以上、素人の冬休み自由研究でした。
何と言う壮大な実験。
マット紙と言う事は、スーパーファイン紙がいいのではないかと思ったりして。
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ちなみに、「わんちゃん紙」ってこれのこと?
協和紙工で検索して出てきたのがこれなんだけど…。いまいちどれのことか理解してない私…。
あまりペパクラでない話に持って行ってすみません。面白かったので賑やかしネタで…。
色の恒常性という現象をTVで見て、ペパクラ設計や改造色換え時のプチ知識?として…。
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ミクの目の色は左右同じですが、実際の色ではなく相対的な色で認識してしまう現象です。(個人差ありとのこと)
例えば中央ミクの目はグレーですが青環境の中では相対的に「黄色だろ」って認識してしまうという事です。
こちらは普通紙の印刷で用紙設定を変更した場合、どう変化して印刷されるのか数値的に表してみました。
(コピー紙にCANON染料プリンタで印刷した物をキャプチャしたもの)
R**G**B** の数値は背景部分の配合ですが、色的絶対値でなく相対的な数値になります。
また、同一設定内でも各色によりその割合には違いがあるかもしれません。
色パターンでは画像的な差が分かりにくいですが数値の違いをご参考ください。 2014.11
以下も当方の印刷環境においての状況です。ご参考までに。
(ちなみにウチのプリンタは老体のCANON-iP4100、黒が顔料と染料の二種類です。)
写真は店を利用するので今まで光沢やフォト系の用紙を使用した事が無いのですが
光沢仕上がりでも良さそうな工作が以後の予定にあるので試しに半光沢紙を購入しました。
ダイソーで購入の半光沢紙 0.28㎜の印刷結果です。(光沢紙ではテカリが強すぎ)
この用紙が指定する光沢紙設定では、かなり色補正しないと元画像に近い発色になりません。
光沢、フォト系設定は赤味が強く出て青が紫になりました。初期設定となる普通紙での配色が
元画像に近くて青もキレイ。グレーの赤みも光沢設定時と違い、補正値は赤 -2程度の変更で
イケそうなのですが、瞳のグラデーションが微妙にツブレ気味です。
結局、F-15自作テクスチャの型紙の場合は藍い機体色と痛千早の発色を良くしたかったので
Pixiaにて赤 -3補正、CANONプリンタドライバにて黒 -6補正、普通紙設定で落ち着きました。
テクスチャ設計する場合、キャラ絵はもとからあった配色なのでまずこれをテスト印刷して
良い印刷数値バランスや設定を決めてからそれに合わせて他部分のカラーリングを決めれば
もう少し良くなったんじゃないかとも思いました。印刷結果はシビアに色変化が分かるけれど
モニターでは多少の違いは分かりにくい(自分が適当すぎ?)のかもしれません。
最近のプリンタ、最新ドライバならこんなバラツキにはならないのかな?
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ここで重大な事を発見!光沢紙は顔料が定着しない情報はすでにあったのですが
(この実験時はすっかりその事を忘れてた)印刷完了していざ組立て…と何気なく用紙を見たら
黒い部分を触ったらしく、黒色が剥がれてグレーになっていました…orz。
で、ティッシュで軽く擦ると他も落ちるわ落ちるわ、とうとう灰色のセピア調みたいな画像に
なってしまいました。但しこれは普通紙設定で印刷した型紙での事。
光沢紙設定では印刷時に染料だけ噴いているようで擦っても落ちませんでした。
前レスでノーザラントさんがおっしゃったように吐出量とかも複雑そう。
瞳のグラデのツブレはこの黒インクの違いなのかもしれません。ですから光沢系用紙を
ペパクラに用いるには染料プリンタまたはインク両タイプ搭載プリンタは用紙設定必須になるのかと。
普通紙設定を除外すると、この中では光沢よりマット設定が色のメリハリが出ていて良さそうです。
…また色合わせからか………似たスレがあっちとこっちになってますがすみません。
これに費やした実験費用 200円なり。