くじらさんのブログに
繋ぎ目を意識した展開図考案がされていました。
私も自分なりに展開の方針を持っていて、これってデザイナー毎に微妙に違うんだなぁと思ったわけでした。
主なポイントを挙げてみます。ここでは、私の優先順位で書いてみますね。
1…のりしろを貼る時にピンセットまたはペンチで圧着出来るようにのりしろを配置する。
2…出来るだけパーツ数を減らす方向でモデルを切る。(あまり複雑な形になって、貼る際に邪魔になると思われる場合は分割)
3…袋型パーツは原則として底の部分から輪切りに展開する。
4…短い辺より長い辺を接続する事で、貼る際の負担を減らす。
E…髪の毛など流れのあるパーツは流れに沿って切る。
E…急激な谷折りはのりしろを両側配置とする。
Eは、私なりのポイント。
書いてて思ったのは、展開図もだけど、3Dモデルもデザイナー毎に癖があるかも。
人型であれば、頭を首に挿すのか、首を胴体に挿すのか…等。
膝とか、肘とかで曲がった所で、内側部分ののりしろが逆だと押さえられない事がたまにありますよね。指が入る径であれば指で押さえるんですが、そうじゃないと押さえられない。
これはまずいと思っているんです。
交互のりしろはずれにくいので、ずれそうな場所では有効ですよね。
先ほど、Clariceの試作が終わって思ったのですが、「主に見る角度から見て、裏側に貼り合わせ目が行くように工夫する。」っていうのもぼんやりと考えていましたね。
Clariceの2ポーズ目です。

これは、両腕、両足とも内側を切ったのです。左腕は内側が体の方を向いているので、目立たない場所にあるのですが、右腕は貼り合わせ目が思いっきり正面を向いてしまった。
足に比べて手は細いし折り目出さないと形が出辛いので、少なくともどこでも可な貼り合わせ目は、見えにくい場所に持っていくべきでしたね。