2016.03.15 冬眠から目覚めると、政府が今月8日に TPP の承認案と関連法案を
閣議決定。4月から国会で審議に入り、5月の成立を目指すとの事。
いきなり政治的に洒落込んだつぶやきなんだけど、自分のぺパクラも関連してくる。
TPPと言うと主に農林水産系イメージを持つものの、項目内には「著作権」もあり
1・著作権侵害の非親告罪化、2・法定損害賠償金の導入、に改正される。
つまりは複製や模倣等をした行為は告訴されなくても処罰、罰金対象に…。
故意な商業的複製は当然と言えるけれど、日本的文化でもある二次創作物については
対象に含めない方向で議論を進めると説明があったのでひとまず安心か。
と、思ってはいるものの、そもそも法律的には二次といった概念は無いらしい。
調べてみるとコスプレをするのにも注意なんてあって、考えてみれば当人だけでなく撮影し
動画、画像拡散する輩もいる訳だからこの種はややこしい話に…。
最悪の場合、オリジナルストーリでも二次の同人、小説、pixiv作品、ニコ動MADは該当。
ゲーム実況もダメ。楽曲等もニコ動はJASRACと契約するものの全ての楽曲が
JASRAC管理と限らないので「歌ってみた」や「演奏してみた」は非常に危険だと。
●asrac無視の個人の自HPも改正以前から ビンゴ!はしているんだけど……。
そんななかで賠償金が貰えるなら大儲け!なんて思う著作者もいると思う。
コミケ関係等のかた達の方がそれら情報や知識には十分に長けたものであって
推移に関しては楽観視する程度で、実際にもそこまで規制対象とならないだろうけれども
なんだか気分は良くないなぁ……。
思うに目的、発端は権利者、企業が利益を求めるからの権利主張だろうと。
別にそれは十分理解出来るものだから大いに権利を主張して売り上げてほしい。
でも、個人相手には許可や取引は出来ないと言っておいて現実はオタや素人の
クリエイターを人柱状に野放しさせておき、状況を見ながらおいしそうな部分をつまんで
便乗利用、権利を都合良く主張みたいな所が多々あるんじゃないのか?
まぁ、それは企業が個人からお買い上げをしてるんだから正当なんだけど
その作品を再度、権利を付加して素人と同じ場で公開してくるのも何だかね…。
完全オリジナル作品なんて企業であってもごく一部にしか存在してない!…か?
結局はオタの文化、パワーがあってこそなんだから暗黙だとか訳わからん状態に
しておくんじゃなくて権利所有したい場合はガイドラインを明確に掲示するようにとか。
でも、ダメ方向にはっきりされちゃうと困るから更には収益を伴わない物であるのなら
創作 FREE としちゃう法律が星井。それだと、現状二次創作で制作対価収入を得ている
かたには意味が無いっちゅーの。様々な形態があるからまとめるのは大変。
とりあえず素人クリエイターの二次作品も守る 「 オタクリ保護法 」 作ってぇ!